FIBAワールドカップ、若いアメリカがバスケを教えた

2014/09/16

写真はFIBA公式サイトより
2週間ほど1チームの試合を除き熱戦が繰り広げられたFIBA WORLD CUP(バスケ世界大会)がアメリカの勝ちで幕を閉じた。またアメリカかという人もいるでしょう。その通りまたアメリカでした。でも今回は事情が違った。中心選手の怪我、健康状態により途中離脱もありドリームチームと言われながらもスターという選手はほぼいない、若手中心のチームが大会に臨んだ。多分、今回のチームは一番と言っていいほど国際試合の経験が少ないチームだったと思います。NBA(アメリカのプロバスケリグ)をちょっとでも知っている人なら今回のアメリカ代表メンバーをみて本当に大丈夫なのかと頭に不安がよぎっただろう。でもその若手選手達が対戦した全相手チームにバスケの実践授業を見せてくれた。大会からそんな印象を受けた。対戦成績からみても明らかです。全ての試合で20点以上の差で勝っている。決勝戦でも37点の差はその強さの証拠だ。バスケでは20点は追いつくのにとても難しい。
相手にゴールを決めさせないしっかり守りをして、3ポイントシュートを7回成功させないと追いつかない。バスケの神様と呼ばれていたマイケルジョーダンでさえ達成出来なかったミッションインポッシブルなんです。
FIBA.comより
ではなぜアメリカのバスケがこんな強いのか、ちょっとだけ考えてみた。
まず第一に考えられるのが、世界一強いプロバスケットリーグNBAの存在です。アメリカには14、5のバスケットバールリーグが存在する。その一番上がNBA(National Basketball Association)。下のリーグからNBAを目指す選手達が山ほどいる中、本当に目立つプレイを安定してみせられる選手だけがNBAでプレイする権利が与えられる。そんな選ばれし者達が切磋琢磨してお互いに成長していくのがNBAです。選手の数も少ないのでNBA団体やチームからの与えられる給料も圧倒的な金額なので選手達のモチベーションにも繋がる。プロ意識もさらに高まる。そんなプロ軍団の試合を将来のプロ達がみて研究して育つ。根が深い訳です。
その次に考えられるのは、アメリカの国民性です。アメリカは色んな特徴を持つ民族の集まりだから自分の個性を主張することで相手に理解してもらう、競争に生き残る訳です。それはNBAでも通用する話です。特徴や個性がなくなった選手は直ぐ戦力外通告を受ける。そこから上がるのは難しく、上がる前に新しい強い選手がどんどん出てくるのでNBAに戻ったとしてもレギュラー争いに勝つことが出来ず去っていく選手は多くいる。昔ショーンケンプという選手がいました。運動量も多く、美しいダンクシュートで観客を魅了していたスーパースターです。彼の引退した理由は体重が増えたことでもちろん運動量も減り、あの美しいダンクシュートを見せられなくなったことだと言われている。その時の試合を見ていたがNBA選手の一試合平均点数も取れていたし、チームに貢献していた。でも彼の華麗なプレイを見に来た人から見ればもうがっかりだったと思います。彼は自分だけの個性を失っていたんです。
その次の考えられるのは、彼らは世界一強いリーグでプレイしているという自尊心を持っている。それは、どんな状況でも堂々としたプレイをする、どんな接戦でもエンターテイメントを忘れない、自分が決めるという覚悟をもってプレイするところから現れる。
他にも色んな要素があると思うが僕が思うにはこの3つの理由が一番大きいかなと思います。感想や意見など有れば是非コメントを送ってください。